2021年4月に29年間務めた会社を退職。2022年2月よりフィリピンに移住

今すぐ、あなたの老後生活に必要なお金を把握して人生計画をたてよう

一体、あなたの老後にいくらのお金が必要なのか、把握していますか?
老後と言っても、その人にとっての老後っていつからなのでしょうか?
定年退職後だよって言う人が一般的なのかもしれませんが、例えば、定年退職したら、仕事は、一切辞めますか?
定年退職後の家族構成はどうなっているのか、私のように、50代で早期退職をする人はどうなるのでしょうか?
さらに、海外で移住するには一体どのくらいのお金が必要になるのでしょうか?
と言った感じで、その人の生き方によって、様々です。
こんな生き方をしていきたいということがあれば、それを実現するためには、今の現状を知っておく必要があります。
このページでは、まず、今後の自分の資産を調べる必要性とその方法をお伝えしたいと思います。

あなた

まだ、先のことなので具体的なプランがないなぁ・・・

あなた

老後に生活するには、どれくらいのお金が必要なのかわからない。

まず、初めにあなたの現時点での資産を確認しておくことを強くおすすめします。
私の場合ですと、退職金は、海外で生活していく際に、必要な資金となりますし、年金は老後における重要な収入源になります。これらを把握することは、海外で生活しない場合においても、必要な知識となります。
この記事では、4つのSTEPを進めながら、あなたの現時点での主な資産を確認することができます。
ここでは、老後における重要な年金について確認してみましょう。

目次

平均的に老後資金はいくら必要とされているのか?

下記は、高齢夫婦の無職世帯の実収入と実支出の平均を金融庁が、2019年6月に報告したものです。

高齢夫婦の無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上夫婦のみ無職世帯)
実収入:¥209,198/月
実支出:¥263,718/月
高齢夫婦の無職世帯の平均的な姿で見ると、毎月の赤字額は約5万円となっている。
この毎月の赤字額は自身が保有する金融資産より補填することとなる。

(出典)第 21 回市場ワーキング・グループ 厚生労働省資料

上記の金額は毎月となりますので、その後、何年生きるかということになります。
その指標としては、2020年度に厚生労働省が発表している日本人の平均寿命が以下の通りとなります。

日本人の平均寿命
男性:81.41歳
女性:87.45歳

令和元年簡易生命表の概況 厚生労働省資料

上記の内容で足りなくなる金額を算出してみます。

1年間に足りなくなる金額50,000円/月 × 12ヶ月600,000円/年
30年間で足りなくなる金額600,000円/年 × 30 年18,000,000円

となりますが、これは日本で住む場合を想定している内容です。
当然、海外で住もうと思っている方に当てはまるという訳ではありません。
それは住む国によって、物価が違いますので、衣食住にかかる支出も変わってきます。
毎月の生活費がこの5万円オーバーしない生活をしていくことができるのであれば、充分、余裕がある生活ができるかもしれません。
また、日本人の平均寿命は、年々長くなっており、「人生100年時代」とも言われております。
長生きすれば、当然、お金が必要になります。また、病気や怪我などになることも考えられます。
では、自分のお金について調べていきましょう。

自分の状況を確認するために必要な要素は?

自分の資産を確認するために、どんなものがあるかをまとめました。
ここでは、個人で行ってる資産運用は含めていません。

・退職金
・退職後の収入
・年金
・平均寿命

退職金
過去、最高に退職金が出ていた頃について、御存知ですか?
1997年の平均退職給付額は、大学卒、大学院卒で30,200,000円
2017年の平均退職給付額は、大学卒、大学院卒で19,970,000円
20年間で10,230,000円も平均で下がっているのです。
「あの頃は良かった・・・」なんて、これから退職金を受け取る人にとっては何の意味もありません。
自分が考えているよりも少ない可能性があります。

退職後の収入
現在、仕事をしている60歳以上の者の約4割が「働けるうちはいつまでも」働きたいと回答しています。
70歳くらいまで働きたいという人と合わせると、8割以上の人がいます。
「生活費の足しに」や「ゆとりのある生活」や「働かないと生活できない」「社会との繋がりが欲しい」などが理由が考えられます。

年金
年金の受け取るタイミングによって、受給率が変わってきています。繰り上げや繰り下げです。通常、65歳で受給開始する場合と繰り上げや繰り下げをする場合とでは、どの程度、変わるのでしょうか?
例えば、65歳から月額120,000円(年額:1,440,000円)の給付を受けることができるとした場合
60歳から繰り上げ時:月額で84,000円となり、年間では1,008,000円になります。
70歳から繰り下げ時:月額で170,000円となり、年間では2,044,000円になります。

平均寿命
人の命は個々によって違いますが、ここでは平均寿命についてです。
先程も少し触れましたが、日本人の平均寿命は年々延びてきていて、男女共に世界でトップクラスです。
医療技術の発展により、更に延びていく可能性も高くなると思いますが、65歳の時点で生存している場合の余命は、男性で約20年、女性で約25年間です。
※詳細を確認したい場合は、厚生労働省のWebサイトを確認してください。

私が言いたいことは、心配を煽りたいわけではありません。
個人の要素によって、色々なパターンがあるということです。
自分はどんなパターンがを選ぶべきか、どのパターンならいけそうかをチェックしていきましょう。
「選択しなくてはいけない」と感じるか「自分で選択ができる」と感じるかは、人それぞれだと思いますが、自分で選択できると考えたほうが、プラスな結果になるのではないかと思います。

4つのSTEPで自分の状況を確かめよう

STEP
自分の退職金を知る

自分の退職金を知っておくことは、とても重要です。
退職金額を知ることによって、受給後、どのように資産運用をしていくべきかを決める必要があるからです。
例えば、預貯金にするとか、不動産を購入するとか、信託投資をするなどです。
退職金額については、各企業によって、色々なパターンがあると思います。
会社の制度や退職するタイミングや退職理由によって大きく変わりますので、ぜひ、一度、ご自身で退職金がいくらもらえるのかを確認してみてください。
ちなみに私の会社では退職金の計算ツールが用意されていますが、定年退職者向けのため、早期で希望退職する私には当てはまりません。そういうときは会社に直接聞くのが、一番確実です。

STEP
いつまで働きたいか

働きたくない人(働けない人)もいれば、働きたい人(働ける人)もいると思います。
働きたい人は、どんな仕事でどれくらいの期間を働きたいか、いくらの収入を得たいかを考えてみてください。
働くと言っても色々な働き方があると思います。
ちなみに、年々、高齢者の起業家が増加傾向にあるという報告もあがっています。
興味のある方は、「内閣府の高齢化の状況(第2節 1)」を確認してみてください。
働くことによって得られる収入によって、老後資金の取り崩し時期が変わってきます。

STEP
受給できる年金を調べよう

ねんきんネットって、御存知ですか?
定年退職するまで、今の会社で働き続ける方であれば、入力も簡単なので、現時点での予想受取金額を算出できます。
途中で会社を退職して別な会社になる場合やそのまま無職となる場合や繰り上げや繰り下げした場合についても算出できますので、利用してみてください。
ねんきんネットの使い方がわからないという方は、こちらから確認可能です。
その他の個人年金や確定拠出年金をしている場合については、それぞれ加入している銀行などで確認してください。
これらも、資産運用の一部になります。

繰り上げ、繰り下げが簡単にわかる下記のWebサイトもおすすめです。
生活や実務に役立つ高精度計算サイト(老齢基礎年金の繰上げ、繰下げ受給)

繰り上げ、繰り下げのみならず、色々な生活に関わる計算がたくさん詰まったお役立ちサイトです。
STEP4のあとのバナーが、生活や実務に役立つ高精度計算サイトのトップページになります。

STEP
あなたの寿命をしらべよう

と言っても、寿命を調べようがありません。
自分が何歳まで生きるかなんていうのはわからないので、自分の予測寿命を入れて老後資金をシュミレーションできるWebサイトがありましたので、そちらを使ってみると良いかもしれません。

「一人暮らし」、「夫婦二人暮らし」の2つのモデルでシュミレーションできるサイトです。
Webサイト名:老後の生活費

ブログ主

ご自分の老後資金の把握はできましたでしょうか?
まずは、初めの一歩として、現状を知るには良い機会だと思いますので、ぜひやってみてください。
老後資金を生活のベースとしたときに、給与取得がいつまでどれくらい必要になるのか、資産運用はどうすれば良いのかが、決まってきます。
以下の記事で私が見直した内容なども掲載していますので、あわせて確認してみてください。

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この記事を書いた人

30年続けたサラリーマンだった50代(男)が、2021年4月に早期退職し、フィリピンのリタイアメントビザ(SRRV)を取得するまでの道のりやフィリピンで生活するための情報を発信していきます。好き:映画をみる、お酒を飲む、興味があることは資産運用

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