500ページの夢の束(原題:Please Stand By)
自閉症のウエンディは、唯一の家族である姉のオードリーとは、別々に暮らし、施設で毎日決まった生活をしていた。曜日毎に決まった洋服を着て、同じ時間に決まった道を通り、アルバイトをしていた。そんな彼女は、スター・トレックの大ファンで、その知識レベルでは半端ではない。
そんな彼女は、スター・トレックの脚本コンテストのチラシを見て、コンテストに応募することを決意して、脚本を作り上げた。ところが、郵送では間に合わないことに気がつき、自ら提出先であるロスアンゼルスにある会社に自ら持っていくことにする。彼女は一人、朝早く旅立つが・・・・
監督:ベン・リューイン
脚本:マイケル・ゴラムコ
2017年アメリカ映画
ウエンディ:ダコタ・ファニング
スコッティ: トニ・コレット
オードリー: アリス・イヴ
自閉症である彼女に、周りの人達は、こうしなければいけない。これはやってはいけない。と教えているが、彼女自身もそのことに疑いもなく生きている。ところが、そんな彼女をスター・トレック愛が、彼女自身を動かさせる。
困難な道のりになるのだが、その間、色々な人達と出会い、彼女は傷つきながらも逞しく成長していく姿は、勇気を与えてくれる。
この話は、自閉症の人だからという話にとどまらず、私達の日常生活にも見え隠れする世界だと思う。
これしかやってはいけないとか、これはできないに決まってると思っていませんか?
そんな気持ちを吹き飛ばしてくれる映画のひとつだと思う。
この映画は、みんなに見て欲しい映画ですが、「スター・トレックが好きな方」には特におすすめです。
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