随分、前にマイナンバー通知カードが届いたけど、そのまま放置してませんか?
私もその一人でした。
今回の特別定額給付金の申請で初めて必要性を感じた人も多いと思いますが、今後も必要な時ってあるのでしょうか?
この記事を読んで頂ければ、マイナンバーカードをどうするべきかが理解できます。
マイナンバーカードは本当に必要か?
マイナンバーカードが本当に必要かどうかを判断する前に、そもそもマイナンバーカードについて、確認していきたいと思います。
- そもそもマイナンバー制度とは?
- マイナンバー通知カードに有効期限がある!?
- マイナンバーカードが必要なシーンってどんな時?
1.そもそもマイナンバー制度とは?
マイナンバー制度とは一体どんな制度でしょうか?
まず、目的を知りましょう。
以下の3つの目的のためにこの制度を導入しました。
1.公平・公正な社会の実現 給付金などの不正受給の防止
2.国民の利便性の向上 面倒な合成手続きが簡単に
3.行政の効率化 手続きをムダなく正確にマイナンバーとは、日本に住民票を有するすべての方(外国人の方も含まれます。)が持つ12桁の番号です。※原則として生涯同じ番号を使っていただき、マイナンバーが漏えいして不正に用いられるおそれがあると認められる場合を除いて、自由に変更することはできません。
内閣府
マイナンバーは、社会保障、税、災害対策の3分野で、複数の機関に存在する個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用されます。
マイナンバー通知カードに有効期限
5月25日以降、私が持っている通知カードはどうなっちゃうの?
通知カードと氏名や住所などが同一であればそのまま使えるそうなのでご安心してください。
また有効期限以降もマイナンバーカードの申請は可能です。
マイナンバーが必要なシーン
これまで、私は何回かマイナンバー通知カードを使う機会がありました。
例えば、
・銀行口座や証券口座と作るとき
・海外にお金を送金するとき
前述しましたが、皆さんの記憶に新しいところでは特別定額給付金の申請時にマイナンバーカードが使える自治体もあったかと思います。
あの時、マイナンバーカードを持っていない人が役所に殺到し大混雑したというニュースが報道されていました。
他にはどんなことで利用できるのしょうか?
・給与や退職金を受け取る時
・厚生年金や健康保険及び雇用保険の資格を取得
・身分証明書として本人確認書類として利用可
・各種行政手続きのオンライン化、コンビニなどで住民票、印鑑登録証明書などの公的な証明書を取得できる。
・確定申告
こう見ると、結構、色々な場合で使えるようです。
私の場合であれば、以下のケースで利用しました。
私は、国民健康保険への切り替えをしなかったため、必要ありませんでしたが、国民健康保険に切り替える際には、マイナンバーカードの提出が必要になります。
- 銀行、証券、海外送金会社の口座作成手続き時(マネーロンダリング対策)
- 厚生年金から国民年金への切り替え時
- 住民票のコンビニエンスストア出力
- 失業給付金の申請時
- ワクチン接種証明
- 新規ビザ申請時の身分証明
- 無犯罪証明書の申請時(パスポートや運転免許証でも可)
- 確定申告時(e-TAX利用時)
- 各種身分証明時
今後、任意継続保険から国民健康保険への切り替えや年金受取口座の設定、国民健康保険証などの利用を検討しています。
マイナンバーカードのデメリットは?
マイナンバーカードのデメリットとして、以下の2点が考えられます。
- セキュリティシステムへの不安
- 個人情報が1つの番号で管理されるため、カード紛失時の影響が大きい
これらの不安を解消するために下記の対策をとっています。
- マイナンバーカードのICチップには税や年金、預金残高などプライバシー性の高い個人情報は入っておらず、分散管理をしている。
- カードやICチップにセキュリティ対策が施されてる。
- 本人の顔写真が付いているため、他人によるなりすましが防げる。
- 万が一紛失したり盗難にあった場合は、24時間365日、連絡ができるコールセンターを用意しています。
もう、1つ注意することがあります。マイナンバー制度に便乗した詐欺が発生しています。
注意事項や手口などが内閣府のホームページに公開されていますので確認をしてください。
下記の内閣府のサイトから確認が可能です。
マイナンバー制度に便乗した不正な勧誘や個人情報の取得にご注意ください!
マイナンバーカードの今後は?
既に始まっているものもありますが、以下のような利用が決まっています。
- マイナポイント付与(2021年12月末まで)
第二弾が2022年1月から開始します。
また、健康保険証との紐付け、公金受取口座の登録でもマイナポイント付与が決定。
それぞれ、7,500ポイントです。手続きはこれからアナウンスがあると思います。 - 健康保険証の代わりに利用できる(2021年8月開始)
- 医療費控除の確定申告手続き(2021年度分より)
- 新型コロナワクチンの接種証明申請(2021年7月開始)
私は、実際に取得しました。とても簡単でした。 - 運転免許証との一体化(2024年度予定)
マイナポイントってなんですか?
マイナンバーカードを使って、予約・申込を行い、ご自分で選んだキャッシュレス決済サービス(※)で、チャージやお買い物をすると、そのサービスで、ご利用金額の25%分のポイントがもらえるのが「マイナポイント」のしくみです。
以下の4つのSTEPで利用可能です。
自治体に寄りますが、申請から1.5ヶ月~2ヶ月程でできるようです。
登録されているキャッシュレス決済サービス一覧はこちらから確認できます。
ご利用金額の25%分のポイント(上限5,000円分)
私の場合、楽天でマイナポイントが付与される設定をしました。
海外移住者のマイナンバーについて
海外に移住した場合、マイナンバーってどうなっちゃうの?
既にマイナンバーを持っている場合は、国外に転出して、再度入国した場合は、既に持っているマイナンバーと同じ番号を使うことになります。
マイナンバーを持っていないまま、国外に転出した場合、再入国して、住民票が登録されるとマイナンバーが付番されます。
マイナンバーカードは、海外へ転出するときは、そのまま持っていても大丈夫?
海外転出するときは、転出前の自治体に、マイナンバーカードを持っていってくださいね。カードを持ったまま海外転出すると失効していまします。
海外移住者はマイナンバーを使うときがあるのか?
2021年時点で、海外に在住する際は、上記で記載したとおり、マイナンバーカードを自治体に返却する必要がありますが、2024年予定で、海外在住となっても継続してマイナンバーカードを利用ができるようにすることが検討されております。
具体的には、マイナンバーカード・電子証明書が海外転出後も継続して利用できるよう市町村及びJ-LIS(地方公共団体情報システム機構)のシステムを改修をする予定になっております。
国外転出前に個人番号を利用した手続が必要となるものとして、以下の例があります。
年金制度 | 海外に居住する日本人は国民年金に任意加入可能 海外在住者でも、年金受給のための手続(裁定請求)や年金の継続受給が可能 |
健康保険制度 | 海外でかかった医療費は、一旦全額負担した(支払った)後、加入している 健康保険組合等に請求手続を行うことで、健康保険組合等が負担する分の 医療費の還付を受けることが可能 |
マイナンバーカードの申込みは、自治体によって違う可能性ありますが、とても簡単でした。
・身分証明となるもの(自動車運転免許証など)を窓口に提出。
・申請書は役所側で出力して、内容確認する。
・顔写真を無料で撮影
・封書で連絡がくるのを待つ。1.5ヶ月くらいかかるとのことでした。
・受取は、封書に記載された電話番号に連絡。※コロナ感染対策のため、完全予約制
※受取場所も出張所でもOKでしたので、封書が届いてから場所を指定する運用のようです。
・受取
もし、マイナンバーカードを未取得のようでしたら、如何でしょうか?
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